採用担当者ブログ
【新入社員レポ】自分の手でイチから作る「製靴体験」を行いました!その2
初めまして、新入社員の鳥海です。
今回は村井の新入社員研修のクライマックスでもある「製靴体験」についてレポートしたいと思います!
研修も大詰め!製靴体験
突然ですが、皆さんは普段履いている靴がどのように作られているかご存知ですか?
どんなパーツがあって、どんな製法があるのか、知らない方がほとんどなのではないでしょうか。
私も皆さんと一緒で、入社するまでは足や靴についてはほとんど何も知りませんでした。
しかし、村井では、入社後に2~3ヶ月かけて研修を行い、
村井の仕事について、そして足や靴についてじっくりと学ぶことができます。
おかげさまで、今では私も道行く人々の靴が気になって観察するようになるほどです(笑)
2ヶ月間かけて様々な面から学んできた「靴」を、
実際にイチから自分で作ってみる「製靴体験」の様子を詳しくご紹介します。
まずは紙型の設計から!
▲ パンプスを1足作るためにこんなに沢山の紙型が使われます!
毎日多くの靴を製造する靴メーカーさんでは、
分業が進んでおり、紙型の設計から靴づくりを始めることは少ないそうですが……
今回は「イチから自分の手で靴を作る」ということで、
靴のもととなる「ラスト(靴型)」に合うように、各パーツの紙型を設計するところから始まります。
・「先芯」(つま先を支える芯)
・「カウンター」(かかと部分を支える芯)
・「中底」(靴の土台となる部分)
・「本底」(地面に接する底の部分)
・「アッパー」(靴底を除いた革の部分)
・「中敷き」
・「ヒール」
沢山ありますが、それぞれどのパーツの紙型かわかりますか?
徐々に形になっていきます…
毎日多くの靴を製造する靴メーカーさんでは、
分業が進んでおり、紙型の設計から靴づくりを始めることは少ないそうですが……
今回は「イチから自分の手で靴を作る」ということで、
靴のもととなる「ラスト(靴型)」に合うように、各パーツの紙型を設計するところから始まります。
・「先芯」(つま先を支える芯)
・「カウンター」(かかと部分を支える芯)
・「中底」(靴の土台となる部分)
・「本底」(地面に接する底の部分)
・「アッパー」(靴底を除いた革の部分)
・「中敷き」
・「ヒール」
沢山ありますが、それぞれどのパーツの紙型かわかりますか?
徐々に形になっていきます…
紙型ができあがったら、いよいよ革の裁断と縫製に取り掛かります。
今回は、表アッパーに羊革、裏アッパーに馬革、
すべりと呼ばれるかかとの内側部分に豚革、と贅沢に本革を使わせていただきました。
裁断されていない革を見るのは初めて!
革の単位が「ds(デシ)」だということも初めて知りました。
(1dsとは、10cm×10cm=100㎠だそうです)
革には「頭からお尻」や「背中からお腹」など、
繊維の向きによって伸びやすい方向と伸びにくい方向が存在します。
裁断する向きによって、靴になったときの履き心地が変わってしまうため、注意しながら紙型をセットしていきます。
また、よく考えて裁断しないと、切れ端が使いきれなくなってしまうため、
紙型を詰めて並べることも大切なポイントです。
裁断ができたら、カウンターや先芯を貼り付けたり、革を縫い合わせたり……。
徐々に見慣れた形になっていきます。
いよいよ完成!
▲ こちらが完成したパンプスです。サイズが23.0㎝と女性用のため、自分で履いてみることができないことが少し残念です…。
アッパーをラストに密着させて固定する「吊り込み」が終わったら、
先芯やカウンターにつけた溶剤を飛ばすために、しばらく時間を置きます。
そうすることで芯材がきちんと固まり、ラストを抜いた後も変形せずに、綺麗な靴の形状を保ってくれるそうです。
今回は、通常よりも少し短い2日間置いてから、本底やヒールの固定を行いました。
最後に仕上げ材を塗って、つやを出したら完成です!
はじめはちゃんと形になるのか不安でいっぱいでしたが、
創造していたよりも、はるかにしっかりとした出来上がりに驚きました。
よく見てみると……
アッパーをラストに密着させて固定する「吊り込み」が終わったら、
先芯やカウンターにつけた溶剤を飛ばすために、しばらく時間を置きます。
そうすることで芯材がきちんと固まり、ラストを抜いた後も変形せずに、綺麗な靴の形状を保ってくれるそうです。
今回は、通常よりも少し短い2日間置いてから、本底やヒールの固定を行いました。
最後に仕上げ材を塗って、つやを出したら完成です!
はじめはちゃんと形になるのか不安でいっぱいでしたが、
創造していたよりも、はるかにしっかりとした出来上がりに驚きました。
よく見てみると……
▲ 細かな傷や汚れも自分の手でつくった証です
写真ではわかりにくいですが、
完成した靴には、よくよく見てみると細かい傷や汚れがたくさんあります。
つくっている間はどうにかして消せないかと、叩いたり磨いたりしましたが、
終わってみると、この傷や汚れも自分が作った証拠として、いい記念です。
自分では履くことができないので、
靴として本来の仕事はさせてあげられませんが、大切に飾っておきたいと思います!
最後に
写真ではわかりにくいですが、
完成した靴には、よくよく見てみると細かい傷や汚れがたくさんあります。
つくっている間はどうにかして消せないかと、叩いたり磨いたりしましたが、
終わってみると、この傷や汚れも自分が作った証拠として、いい記念です。
自分では履くことができないので、
靴として本来の仕事はさせてあげられませんが、大切に飾っておきたいと思います!
最後に
▲ 研修期間中に書いていた研修ノートも2冊目に入りました
今回は、製靴体験についてご紹介させていただきました。
これまでに様々な部署をまわって、少しずつ知識をつけてきたつもりでしたが、
実際に靴づくりを体験してみたこの5日間は、
机の上での勉強とは違う、やってみないとわからなかった学びが多くありました。
めったにできないこの貴重な経験を無駄にしないために、今後も勉強を続けていきたいと思います!
靴づくりやシューパーツ、株式会社村井に興味を持ってくださった皆さんは、
コーポレートサイト内を探検してみてくださいね!
ぜひ、私と一緒に勉強しましょう!
このお話しの続き >>
屋良レポート(2020年6月11日)
【新入社員研修レポ】自分の手でイチから作る「製靴体験」を行いました!その1
鳥海レポ―ト(2020年6月11日)
【新入社員研修レポ】自分の手でイチから作る「製靴体験」を行いました!その2
今回は、製靴体験についてご紹介させていただきました。
これまでに様々な部署をまわって、少しずつ知識をつけてきたつもりでしたが、
実際に靴づくりを体験してみたこの5日間は、
机の上での勉強とは違う、やってみないとわからなかった学びが多くありました。
めったにできないこの貴重な経験を無駄にしないために、今後も勉強を続けていきたいと思います!
靴づくりやシューパーツ、株式会社村井に興味を持ってくださった皆さんは、
コーポレートサイト内を探検してみてくださいね!
ぜひ、私と一緒に勉強しましょう!
このお話しの続き >>
屋良レポート(2020年6月11日)
【新入社員研修レポ】自分の手でイチから作る「製靴体験」を行いました!その1
鳥海レポ―ト(2020年6月11日)
【新入社員研修レポ】自分の手でイチから作る「製靴体験」を行いました!その2