「モノづくり」が「人づくり」に繋がる
1992年に社内業務のカイゼン(改善)活動を推進する、NPS研究会に入会しました。
時代の流れは「少品種大量生産」から「多品種少量生産」へと移り変わり、往来の生産体制ではさまざまなリスクが伴うようになりました。そこで、「必要なモノを、必要なときに、必要な分だけつくる(マーケットイン)」という考え方のもと、つくりすぎのムダ、工程の流れを阻害するムダの排除を行い、整流化していくことに注力しました。
すると、不要な動きが発生しないスムーズで効率的な製造が可能となり、段取り替えの時間が短縮され、多品種少量生産ができるようになりました。リードタイム(工程に着手してからすべての工程が完成するまでの所要期間)の短縮や品質の安定化も実現し、原材料や製品の在庫がが原材料や製大きく減っていきました。これが、今日の株式会社村井のモノづくりの基盤となっています。
発生した課題への対応はもちろんですが、すでに上手くいっていることでも、「もっとよい方法はないか」と常にカイゼンし続けることが重要です。
今では、カイゼンの取り組み範囲は生産現場だけでなく、企画、開発、販売、物流など会社全体に渡っています。カイゼン活動を通して、自立型の人材が育てば、現場が強くなり、必ずお客様に愛される会社へと発展します。良質な「モノづくり」が「人づくり」へとつながっていくと考えています。